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アーカイブ:  2015年9月の記事

タイトル:  事務所でワインパーティーをしました

今月初めに事務所でお施主さんともえぎ設計メンバーでワインパーティーをしました。
おひさしぶりにお会いできた方もおられて楽しい時間となりました。

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ドイツから取り寄せたワインにチーズやパン、鶏肉のアイスバインなどワインに合わせたものをいろいろ準備しておりましたが、大変ありがたいことに自ら料理を持参して来られた方もおられました。ありがとうございました。
4時過ぎからはじまり、お開きは9時くらいでしたが、飲みながら食べながら住まいの近況などなど尽きることなく、たくさんお話ができました。
仕事が終わってしまうと、なかなかお会いできる機会がありませんが、今後こうした交流をもてたらと思います!

タイトル:  9月23日 第13回 西陣伝統文化祭

今年は町家シェアオフィスも参加させていただきます。

町家シェアオフィスの公開ともえぎ設計、Fuu空間計画、Jsアトリエの3社の仕事の紹介を展示しています。

おいしい珈琲も楽しめます。

お気軽にお越し下さい。


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第13回伝文祭参加者マップ9月14日.pdf

タイトル:  改修を計画中の木造住宅の調査をしてきました。

木造住宅の改修に伴い、既存建物の調査を行いました。
あらかじ用意しておいた図面と共に建物の寸法や柱、窓などの位置を確認します。

調査では屋根裏や床下に入り、木組みの形状や柱梁の寸法、構造的に弱い部分などを確認します。
古い住宅の場合、基礎が無かったり、柱の根元が腐っていたりと改修の際には色々と問題が出てくるため、建設費にも関わってくる重要な工程です。

天井裏から屋根の小屋組が見えます。この住宅では柱と同様に、小屋組にも丸太が多用されています。
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1階の床をめくり、床下に潜っていきます。
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地面が陥没しているところがあり、どうやら昔はここに防空壕があったようです。改装の際に立てられたであろう束が、完全に束石から浮いてしまっています。
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タイトル:  住まいの変遷 第1回 フライブルク編

 先日「住まいの変遷」というテーマで記事を書く機会があったので、ブログでも紹介させてもらいます。
月に一度の更新で、3ヶ月の連載になる予定です。

 私は京都へ来る前に、20歳から30歳の間をドイツの3都市(フライブルク→ドレスデン→シュツットガルト)で暮らしていました。日本の住宅事情とも比べながら、ドイツでの住まいについて紹介していきます。
下はフライブルクの街並み。ドイツ南部の小さな市。大学都市、環境都市としても有名です。
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 フライブルクではドイツ語を学ぶため1年程、語学学校に通いました。振り返ると、最初の数ヶ月間は人生の中で最もつらい時期でした。理由は部屋探しです。フライブルクで通う語学学校は、日本にいる間にメールでやり取りをしながら申し込みました。部屋については語学学校が管理している寮もあり普通の部屋も斡旋もしているとのことで、安心しきっていたのですが、実際行ってみると「寮には空きがなく、賃貸広告(新聞の切り抜き)はリスト化してあるので、あとは自力で探してください」とのこと。英語もドイツ語もろくに話せない私にとっては、なんとも厳しい話。仕方なく電話をかけて探すわけですが、英語もままならない上、ドイツ語は全く理解できません。結局見つかるまで一週間程ホテルに泊まる羽目になりました。しかし、見つかった部屋も1ヶ月の短期契約で、8人でシェアする学生寮の一室。家賃は18 ㎡で2.5 万円位。そう簡単に良い部屋は見つかりません。実はこうした短期の賃貸はドイツではよくあり、そこに住んでいる間は家具や食器は自由に使えます。学生寮だけでなく普通の賃貸の部屋も多く、衣類やパソコンなども置いていったりするため、お互いの信頼関係が無いと難しいように思えます。しかし、なぜかこの賃貸形式は当たり前のこととしてドイツでは成り立っています。短期の借家人を探すのが面倒、防犯上問題が・・・というよりも、支払う家賃に対して合理的な解決方法を求めるところが実にドイツ人らしいと思います。

 学生や単身者は多くが学生寮かWG( シェアハウス) に住んでいます。家賃が安いというのが一番の理由だと思います。家賃は大体3万円前後。シェアハウスの場合、新たな借家人を探す際は現借家人が広告を出し、大家さんの条件に合いそうな候補者を何人か選び、その後大家さんが直接面接をして決定する、という流れが一般的です。敷金は主に現状復帰に充てられるため、多くの人は自分で壁を塗り直し、敷金を返してもらい、退去していきます。つまり、多くの場合不動産屋の出る幕が無いということになります。もちろん、あるレベルより上の物件の場合は業者を通して探すこともありますが、一般的な物件であれば個人の広告の方が圧倒的に数があります。以前は広告を出すには町のフリーペーパーが主流でしたが、今ではネットに無料で出すことができるようになり、手間も経費も相当に軽くなってきています。

 最初の部屋が見つかってすぐ次の部屋を探しましたが、フライブルクは慢性的な部屋不足。次の部屋も2ヶ月間の短期しか見つかりません。常に数週間後には家が無いというプレッシャーと共に日々を過ごし、とうとう今の部屋も来週には退去しなければいけなくなった時、友人がある家族を紹介してくれます。大型犬の面倒(主に1日2回の散歩)を見る代わりに3食部屋付きでホームステイをしませんかとのこと。語学学生の間はバイトもできず、資金には全く余裕がないので、願ったり叶ったりのお話です。これまで犬を飼ったことのない私が突然大型犬の面倒をドイツで見るということで、最初は戸惑いましたが、数ヶ月もすればすっかり慣れることができました。ドイツでは多くの飼い主が犬学校へ行きます。学校では飼い犬にしつけをするのではなく、飼い主が犬との関係性を学びます。そのためドイツの犬はとてもお利口さんで、電車やバス、お店の中にも飼い主と一緒にいる光景をよく目にします。

 私のような条件でベビーシッターとして住みこみで働き、語学学校や大学に通う外国人は多くいますが、犬の場合はドイツでもレアケースです。結局この家庭にはフライブルクを出てからもずいぶんお世話になり、唯一ドイツの家庭での暮らしが経験できた所でもあります。 山田

下はホームステイ先の間取り。延べ面積140㎡くらい、4階建ての建物に2つの家族が1,2階と3,4階にそれぞれメゾネット型で住んでいます。
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ここからはあまり住まいとは関係なく、ホームステイしていた時の散歩コースの紹介になります。
散歩相手のTaroくん。犬種はバーニーズマウンテンドッグ、オス、体重45キロくらい。もとはスイスの犬なので冬は元気ですが、夏の暑い時期はバテバテです。P1020211 1.jpg
1日2回の散歩は、朝は短めで40分程、午後は1時間強。近くの森の中でロープを外して散歩します。①②③は眺望がきれいなところ。下の写真で紹介します。
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森の入り口。使用済みガラス瓶のコンテナがあり、緑、茶、透明のガラスで分別されています。
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林道。ちゃんと山道にも名前がついています。右の道はマルティン・ハイデッガー小道という立派な名前がついていて、その昔哲学者ハイデッカーがこの道を歩いて物思いにふけっていたとか・・・
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朝のコース。開けた原っぱがあり、ここでほかの犬ともよく会います。
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木こりの矢印。これは林業関係者が道を示すため木屑で道に書いています。これを辿って進んでしまうと、道無き道を進む羽目になり、森の中で迷ってしまいます。
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眺望① 山の頂上から町を見下ろした写真。町のシンボルである大聖堂がよく見えます。
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眺望② もう一つの山の頂上にある城跡。
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眺望③ 農家の畑の間を通って帰ります。ここでは牛や馬も放牧しているようです。
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