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コラム:  東日本大震災から「まちづくり」を考える

新年あけましておめでとうございます。

新事務所への引越しも終わり、新たな気持ちで仕事や活動に取り組みたいと思っています。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

東日本大震災から間もなく2年を迎えようとしています。被災地の方々は再び厳しい冬に直面しておられることでしょう。

復興への確かな道筋がなかなか見えてこないことも、その厳しさをますます深刻なものにしているのではないでしょうか。

復興の見通しづくりを阻んでいる大きな原因は、生活のすべてを流し去った大規模な津波と原発事故による放射能汚染によって、それまで住んでいた場所にできるだけ早く暮らしを再建することが困難になっていることだろうと思います。

どう復興したらいいのかを簡単には共有できない現実に直面しているということです。

それと同時に、農業や漁業、林業などの第一次産業を衰退させ、地域循環型の社会の仕組みを壊してきた国土づくり・まちづくりのゆがみが復興をさらに困難にしていることも見逃せません。

建築とまちづくりにかかわる仕事をしている私たちとしては大変もどかしいのですが、被災された方々の一日も早い生活再建とまちの復興を願わずにはいられません。

被災地のこのような現状を見て、地域の暮らしと住まいについてあらためて考えさせられます。


どこにどう住むのか、
どんな住まいが求められているのか、
安心して住むための条件とは等々、


私たちの日常の仕事の中で課題がつきつけられます。

と同時に、個人の住宅や集まって暮らす住まいだけでなく、子どもからお年寄りまでが安心して暮らせるいろいろな施設にとって、どんな地域が求められているのかを様々な関係者と共同して考え、それを支えるまちづくりにかかわることも私たちの重要な職能ではないかと思います。

(2013.1.1もえぎニュースより)

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