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コラム:  ときどきラジオ体操

 最近事務所でときどきラジオ体操をやるようになりました。普段仕事中はスピーカーから音楽が流れますが、体操をやりたい人がそろえば午後3時よりラジオ体操が始まります。ラジオ体操なんて小学校の夏休み以来で、その当時はこの運動が体のどの部分に効いているのか、あまり意識せずやっていたと思います。自分だけでなく、みなさんもそうだったのでは?
そのときは軽々やっていた運動のひとつひとつが、肩や腕などに多少の痛みが伴うけれどもじんわりと心地のよい伸びを感じさせてくれます。

 そもそもラジオ体操は1916年に国営の保険事業がスタートした際、海外の保険事業を参考につくられました。「老若男女を問わず」「誰にでも平易にできる」「内でも外でも、いかなる場所でもできる」「多少趣味的な」といったことを目的に開発がされたようです。戦後、体操の中身は変わりましたが、長い歴史があります(かんぽ保険 社会貢献活動健康増進のホームページによる)。体操を一通りしてみると確かに体育の授業でやるストレッチ体操よりも優しい動きです。立ちながらの姿勢、もしくは座ったままでもでき、体の各部分をまんべんなく繰り返し伸ばしている感じ。

 近年、インターネットの普及によりいつでもメールや電子データの受け取りができ、机上のパソコン前でじっと座りながらの仕事が一般的になりました。もえぎでも図面を手書きしていた頃はドラフターを使っていましたが、運動とまではいかないにしろ、定規を図面上で移動させるのに腕や肩から胸筋あたりを一定動かしていました。パソコンでCADソフトを使いだすようになってからは、一転してマウスをカチカチと片手でクリックする小さい動きになります。体をダイナミックに動かさない分、体力の消耗を感じにくいですが、肩、腕や首などはほぼ動くことがなくなってしまい、凝り固まってしまいます。

 ラジオ体操は建設現場などで仕事を始める前にされているのをよく見かけます。何かしら体を動かす前の体操として取り入れられていますが、仕事の合間に時々やってみるとたかだか数分間でリフレッシュできる適当な休憩としていいものです。ラジオ体操に限らず、仕事に集中していると何時間も同じ姿勢ですごしてしまいますが、ときには席を立ってお茶を飲んでおしゃべりしたり、外の景色をぼーっと見て頭を休めたりでも違うと思います。
疲れをためずに楽しく仕事をするにはこのような仕事からちょっとした離れる時間が大事なのではないでしょうか?

rajio taisou.jpg 河上奈未作『ラジオ体操』