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2015年05月12日 火曜日 09:15
コラム: 家がほしいと思った時に
家がほしいと思った時に、不動産情報で土地なり建物なり探してみるのですが、なかなか思うようにはいきません。その中で、「これはどうか」と思うものに行き当たった時、書かれたいろんな条件の中から、まずは、都市計画によって規制されている情報を読み解きます。用途地域、建ぺい率・容積率・高度地区。それらを考慮し、思い通りの床面積が得られるかどうかを確認します。
なんとか要望の床面積がかないそうかなと思ったら、その場所を見に行きます。敷地の形状はもちろん、道路との関係や高低差、好きな地域、周りの環境もふくめて、その土地に立ってみて、そこが気に入るかどうか、これがあって初めて条件を吟味です。
でも、この更地にどんな建物が建てられるのかは、なかなか想像がつかないのが現実です。不動産屋さんではそこまでのアドバイスはもらえません。
私たちが土地情報を見るときは、周りの建物の状況を考えて、簡単な間取りを想定し、この辺りに居間を設けてこの方向を向いてすごせるように大きな窓をとり、風の通りはここから抜けて・・・といったようにある程度計画してみます。そうすると、なんとなくいい住まいが出来そうな敷地かどうかが見えてきます。建てる予定の建物だけではなく、庭・道路・その他の外部空間が住まいにどう影響するのかを考えます。
これが中古住宅だと、耐震性はどうかとか、水廻りはどの程度直せるか、改装するとどこまで改善できるかなど、これもまたおよその想定での計画を立ててみます。
さらに、予算配分も大切です。土地に費用を使い過ぎて建設費が少なくなってしまって、思うような家づくりができなかったり、登記費用やローンの関係費用もかかります。
思った以上に安い土地だと、敷地が扁平でうまくプランが組めなかったり、擁壁の補強で思わぬ費用がかさんだりと、結局安くは済まなかったりもします。そうした見極めも必要です。
そんな土地建物を選ぶ前に、思いどおりの家が出来そうかどうかを、見極めるお手伝いができればと思います。予算計画・法規制のチェック・外部空間の取り込み方など家づくりの全体像を見据えながら、一緒になって検討していければと思います。
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