京・杉の家・座

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京・杉の家・座

「京・杉の家・座」は設計者・木材の生産者・施工者の共同によって生まれた組織です。

設計・監理
設計・監理はもえぎ設計が担当します。
間取りなどを決めていく基本設計、細部まで図面化する実施設計、工事が図面通りにできていることをチェックする監理が仕事です。
木材の調達
木材の調達は美山町森林組合が担当します。
原木の入手・製材・乾燥・加工などを京都府内産にこだわってコーディネートします。
施工
施工は四社の工務店から地域によって担当を決めています。
大工・左官など数多くの職人をまとめ、建物をつくりあげます。竣工後も、設計者と協力しながら建物の維持管理に力を発揮します。

それぞれの専門性を生かして・・・

私たちはそれぞれの持つ専門性を充分に生かし、同時に改善点や価格を抑える工夫を相互に検討しあいながら、質の高い住まいづくりにつなげたいと考えています。

また、顔の見える関係づくりを大切にし、地域にねざす住まいづくりの集団を目指しています。

京・杉の家・座 の活動

木を生かした住まいづくりです
木を生かした住まいづくりです

柱・梁・床や天井等にふんだんに杉を使った住まいです。

杉は調湿効果に優れ柔らかく心地よい素材です。
その特質を生かすため、その他の部分も珪藻土やコルク、害の少ない塗料など予算を考慮しながら自然の材料をできる限り使っています。
また、風通しや日当たりに気を配ることで、快適な住まいになるよう心がけています。

無垢の木は多少空いたり、反ったりするものですが、住み手と一緒に年を重ねていく、自然な材料たちの味わい深い変化の表情を楽しんでもらいたいと思っています。

合理的な構造計画の上に、柱や梁を隠さないようにつくられています。
このことは建物に問題が生じてもすぐにわかる「見える」安心感につながります。さらに、構造計算によって安全性を確認しつつ、伝統的な継手や仕口を使って、近代的な技術を融合させながら耐震性に優れた丈夫で長持ちする住まいづくりを目指しています。

また住み方の変化に対応しやすい、おおらかな生活空間をつくることで、いつまでも住み続けられる住まいづくりの提案を大事にしたいと思っています。

つちかわれた技を生かして
つちかわれた技を生かして

住まいづくりの技は、風土や材料、人々の暮らしのなかでつちかわれ、大工・左官をはじめとするいろいろな職人達による、ものづくりの文化として発展してきました。

材料の性質を熟知しながら大切に使う技、合理的な美しさの追求、長持ちさせる工夫、それらが住み手によって実感され、喜ばれ、大切に使い続けられることが職人達の誇りだったのです。

しかし、近年の大量生産・大量消費を前提とした住まいの商品化によって、住み手と職人達の関係が希薄になり、つちかわれた技を発揮する仕事が少なくなっています。また価格競争のなかで職人同士の連携も薄れ、協力してものをつくりあげる集団の力が失われつつあります。

「京・杉の家」は、お互いの顔が見える関係を大切にしながら、職人集団の技を生かすことで、愛着をもって永く住み続けられる住まいをつくりたいと考えています。

京都の山の木を使って
京都の山の木を使って

山はかつて乱伐によって幾度となく危機に見舞われ、そのたびに先人達は、人工造林や計画的な伐採によって乗り切ってきました。

人工林は、枝打ち・間伐といった細やかな人間の手入れによって成り立っている山の畑です。
しかし今、木が使われずに山が放置され、荒廃するという新たな危機に直面しています。

では、なぜ国産材は使われなくなってしまったのでしょう。

都市へ急激に人口が集中した「高度経済成長期」、国産材は大量建設の仕組みに馴染みやすい新建材や外材に取って代わられました。そうした変化にもかかわらず、節のない材など希少材を偏重する業界の「銘木指向」が、木の使い道をより狭めてしまったのです。

「京・杉の家・座」は杉をはじめとする京都の木にこだわり、節の有無にかかわらず木を丸ごと使う発想を大切にしています。
地元の木を住まいづくりに生かす仕組みこそ、山を守り育てる確かな道だと考えるからです。

それぞれの暮らしを見据えて
それぞれの暮らしを見据えて

住まいを改装したり、建て替えたりするのは「暮らしをより豊かに」との思いからです。
しかし、商品を買うように住宅をつくることで、本当の意味での「豊かさ」を得ることができるでしょうか。

「住まいづくり」には、今の住まいの良いところ悪いところを知ることからスタートして、生活の全体像を捉え、それをどう発展させていくのかという視点が大切です。
設計とは、このような視点で、コストや法律や材料、仕様などを総合的に検討することです。

「京・杉の家」は、設計に時間をかけて住み手の想いをかたちにします。プランを図面にするだけでなく、出来上がりをイメージしやすいように、スケッチを描いたり模型を作ったり、理解してもらう工夫を大事にしています。

住み手が主体的に住まいづくりができるよう、専門家として充分な検討を積み重ねながらサポートしていくことが重要な役割だと考えています。

山と住まいを結ぶ見学会

山林を見学し、木材加工センター見学、住宅の見学を1日バスツアーで行います。

見学会風景1 見学会風景2

京・杉の家・座 概要

設計者
  • 一級建築士事務所 企業組合もえぎ設計
木材の生産者
  • 美山町森林組合
施工者
  • 乾建設
  • 北村工務店
  • 村尾工務店
  • 株式会社アラキ工務店
事務局
  • 企業組合もえぎ設計
  • 〒616-8208 京都市右京区宇多野福王子町54番地
  • Tel 075-463-1120 / Fax 075-463-2733
  • メールアドレス

所在地

所在地〒616-8208 京都市右京区宇多野福王子町54番地  [ 大きい地図で確認 ]
交通
  • 京都駅・西院・JR円町駅より-市バス26系統・8系統-「福王子」停前 下車すぐ
  • 京福電車「宇多野」駅から歩いて5分
  • 京都駅からJR嵯峨野山陰線「花園」駅 下車、タクシーで5分
地図